ビッグデータは良いガバナンスの構築に役立つ
米国政府は大量のデータを分析することで重要な問題や機能について理解を深め、より良い政策決定ができるようにしてきました。
公開プログラムとして公衆衛生、自然災害への緊急対応、スマートシティの政策が紹介されています。
公衆衛生においては、データ分析によりCOVID-19の予防接種の取り組みを改善したり、メンタルヘルスや薬物乱用について深刻な地域を重点的に改善したりすることが出来たとのことです。
例えば、米国のオピオイド乱用の流行に対処するためにデータ分析が行われています。
データによると、すべての郡でオピオイド関連の死亡者が増加していることがわかっていて、これを人口統計のデータと組み合わせると、所得が低く、失業率が高い農村部で拡大し続けていることが明らかでした。
バージニア州で見てみると、ワシントンDCを取り囲む郡ではさほど増加していないのに対し、アパラチア山脈に沿った郡では驚くべき程拡大しているようです。
こうしたタイプのデータを用いると、政府は特定の医療領域を直接的にターゲットにすることができ、それに加えて将来どの領域が影響を受けるかの世があるかを予測することもできるとのことです。
自然災害時の対応に関する意思決定への応用としては、ハリケーン発生時の物資の効率的な割り当てを分析するなどのことも行われています。
また、モバイルデバイスやIoTなどのテクノロジーを活用することで大量のデータを集め、インフラを改善したり、居住者の満足度を向上させる取り組みも行われています。
引用元: https://tdan.com/big-data-helps-build-better-governance/29169