衛星データを地域の3D画像作成および自然災害の発見に利用
衛星データを扱うPlanetは、地球上のあらゆる場所の衛星から得た画像データを山火事の監視や作物の健康状態の観察などで利用しています。
研究者のグループはこうした衛星データを利用して、あらゆる領域の3Dデジタル画像を作成する技術を開発しました。
以前のリモートセンシングによる災害調査は、データのアクセス制限やカバレッジの不足、解像度の低さなどによって制限を受けていました。
Google Earthにおいても提供されている画像は縮尺が合っていなかったり、歪んでいたりしていました。
しかしこの技術は地上6mまで正確で、「ピクセル単位」で精密だといいます。
こうした技術によって、自然災害を受ける地域を推定し、被害の程度を把握し、救助活動に必要なリソースの量を決定することが容易になります。
自然災害への応用として、壊滅的な洪水が発生したインドの氷河地帯のデータを取得しモデルを組み立てることで、災害につながった地形を再現し、雪崩の岩や氷の量を説明するなどの実験が行われているとのことです。