経済産業省「データ利活用のポイント集」
AI、IoTなどのデジタル技術が発展する第四次産業革命を背景に、DXによってデータ活用が進み、経済社会の構造的変化、産業構造の変化などに直面している。
企業はこうした変化に対応すべく新たな付加価値の創出が急務となっていて、組織や人材の変革、競争力の確保が求められている。
こうした認識は企業、産業界に広まりつつあるが、経済産業省としてもSociety5.0の実現のために、多種多様なデータがつながることにより新たな付加価値が創出される産業社会「Connected Industries」を実現するための取り組みが行われている。
例えば、データの不正取得等に対する法的措置を求める声を聞き、不正競争防止法改正により営業秘密に加え、他者に提供することを想定した上で管理している価値あるデータに対する不正取得等を不正競争行為として規定を整備したとのことである。
今日の企業にとって自社のデータだけでなく、他社が保有しているデータも積極的に活用していくことは極めて重要だが、事業への効果の不透明性や情報漏洩等のリスクを恐れてデータ活用に取り組めていない企業も多く存在している。
こうした状況を踏まえ、経済産業省はデータ利活用の際の留意点を整理し、データを利用しようとする企業の不安を取り除くための「データ利活用のポイント集」を提供している。
これによって企業内の様々な部署でのデータ活用が進んでいくことが期待されている。
経済産業省 データ利活用のポイント集
https://www.meti.go.jp/policy/economy/chizai/chiteki/pdf/datapoint.pdf