今週のAI関連ニュース:AI導入後の運用はどうする?

今週のAIニュース

岡山大学が開発した早期胃癌AI診断システムの有用性

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000331.000072793.html

早期胃癌の深達度診断は治療法を決定する上で重要ですが、個々の医師の経験に基づいて行われており、診断能は医師によりバラツキがあります。

AI=人工知能を使い河川の水位を予測するシステムを開発

https://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20211105/5010013826.html

AIに学習させるさまざまな設定を試しながら、予測の精度を上げるための最適なモデルを導き出していました。佐賀国道事務所の職員は「洪水予測の精度やスピードが格段に上がると思うので、近い将来、活用できるようにしたい」と話していました。

人工知能によって人間がハッキングされるディストピアが到来すると著名な歴史家が警告

https://karapaia.com/archives/52307350.html

AIの爆発的なパワーは、もはや国家レベルでは規制できず、世界各国の協力が必要になる。さもなければ、私たちを待つのは、AIによって人間がハッキングされたディストピアな未来かもしれない。

AIが賢くなり過ぎることに人類はストップをかけるべきなのか?

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/67594

人間の側がAIの仕組みを十分に理解しながら、倫理観を持って開発していくこと、そして、AIに対応した法律や制度の整備を進めていくことだと思います。

モデルが古い?再学習は?AI導入”後”の運用をマイクロソフトに聞いた

https://ledge.ai/microsoft-automl/

ユーザーはデータセットの準備やゴール設定を行うだけで良い。そのため、Pythonを書けなくとも、基本的な機械学習の仕組みを理解していれば、機械学習モデルを生成できる。また、ビジュアルインターフェースを使い、ユーザー自身がデータ処理フローを描くことも可能だ。ドラッグアンドドロップだけで機械学習のパイプラインが構築できる。これらの機能で作ったモデルは共有できるため、その後のデプロイや修正も簡単だという。

小説を書くAIをひとりで作った日本人がいるらしい

https://omocoro.jp/kiji/317487/

「プリトレーニング」は文字通り「事前学習」ですね。数百ギガという大量のデータをとにかく読み込みまくる。そうすることでAIが言葉や文法を覚えてくれるんです。そのあとに少ないデータで「ファインチューニング」を行って上書きし、個別の目的に合わせてAIの能力を微調整します。「AIのべりすと」では青空文庫の小説や文庫本などのデータを読ませて、小説に特化したAIへ訓練しました。

「ヤフオク」機械学習で詐欺対策 利用者の通報97%減

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC116UC0R11C21A1000000/

ヤフーは9月末に、機械学習で検知できるメッセージの種類を増やす改善を実施した。結果、不正が疑われる投稿をヤフオク利用者がヤフーに申告した10月の件数は、機械学習システムを導入する前の20年5月と比較して97%減ったと説明する。今後も詐欺の実例を検証しながら、システムを継続的に更新する。

NVIDIA、AI トレーニングのための Omniverse Replicator 合成データ生成エンジンを発表

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000243.000012662.html

合成データは AI の未来に欠かせません。Omniverse Replicator により、高品質で高性能かつ安全な AI を構築するために、多様かつ大量で、正確なデータセットを作成することを可能にします。NVIDIA では、2 つの領域に焦点を当てたデータ生成エンジンを自社で開発しましたが、多くの企業が Omniverse Replicator を使って、独自のエンジンを構築するようになるでしょう

凸版印刷とNeU、認知脳科学の知見に基づきスコア化する「ニューロデザイン」評価サービスを販売開始

https://iotnews.jp/archives/194262

「ニューロデザイン」は、クリエイティブを見たときの各種生体信号を計測し、定量的なスコアとして評価することで、従来の調査手法である主観アンケートだけでは見えなかった潜在的な情報を得ることが可能なサービスだ。