コミュニケーションの方法、大切にすることなど、データが明らかにしたもの
ビッグデータ分析は、物理学や天文学だけでなく、社会科学や人文科学の飛躍的進歩をも支えてきました。
研究者らは、新世代のデータ分析ツールを利用して、コミュニケーションの方法、私たちが誰で何を大切にしているのかについての洞察を得ることができるようになりました。
例えば、歴史的文書の特定の単語の相対的頻度を比較することで、時間の経過とともに言語の使用がどう変わったかなどを特定することができます。
心理学の分野において「ビッグファイブ」特性を利用して人々の性格を推定できることがわかっていますが、そのデータとして音声の録音、携帯電話の使用パターン、ポートレート写真などが利用できるとのことです。
分析によると、山間部に住む人は海の近くに住む人に比べ、新しい経験に対してオープンで感情的に安定していることがわかったり、そのほかにも職業や住んでいる地域によって性格が異なることがわかっています。